オーストラリア・ゴールドコーストにありますInforumからレターが届きました!
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こんにちは。
週末ですね。もう9月。
来週からゴールドコーストは春を通り過ぎ、初夏の気候になるようですよ。
今日のお知らせは:
1.エコお仕事体験の日
2.ちょっと良い話
1.先日発表しました新しいEcotourお仕事体験のプログラム、1~3月のツアーの日程が決まりました。2週間で来る方、出発日に気をつけてください。ホームステイは延泊可能です。
1月
フレーザー島 14-15日
スプリングブルック21日
2月
スプリングブルック18日
フレーザー島 25-26日
3月
フレーザー島 10-11日
スプリングブルック17日
2.ちょっと良い話
留学中変わって行くのは生徒たちの英語力だけではない。
日常の忙しさで忘れがちな自分をここオーストラリアで見つめ直し、強く、優しく、たくましくなって行く生徒を見るのはスタッフにとって嬉しいことだ。
もう3年前になる。4歳の女の子を連れたハンガリーのお母さん、アニコが学校にやってきた。
底抜けに明るく、ピンクのスカートが嬉しくて踊りまわる娘オーソリャ(流れ星、と言う意味)とは反対に、お母さんはにこやかだが、化粧っ気がなく、短い髪をぼさぼささせて、話し方もおどおど、全体的に自分自身に対しての自信がない、といった感じ。
初日のスピーキングテストでサイモンがいつも通り気軽に、自己紹介を終えたアニコに「では、自分のことを少し話してください。家族の事、趣味の事、なんでもいいですよ。家族の事にしましょうか。」と言った瞬間アニコは涙ぐみ、「今は。。。まだ話せません。そのうち本当のことを話します。」と答えた。訳ありだ。。。
そんなアニコが頼りにしたのがインフォーラムのアコモマネージャー、ダイアナ。金髪、目の上も下も黒いラインがぎっちり入りハーレー乗りのダイアナは、白黒はっきり、強面だが、実は学校内で誰よりも思いやりがあり、気遣いの出来るスタッフ。
ダイアナと時間を過ごす度、ぽろぽろとアニコの口から家庭の事情が話されるようになった。
アニコと旦那さんトーマスは二人ともマラソン選手(あ、細い体と短髪。納得)。世界中の競技に参加する度再会し、やがて恋におち結婚。子供がほしくないトーマスと子供のほしいアニコ。洗濯もお料理も全く駄目なアニコ。走ること意外何にも興味を示さないトーマス、二人の溝は日毎に深まる。そんなある日、アニコが妊娠した。父親になりたくないトーマスは、新しい彼女を作って出て行ってしまったのだ。勝手に生むのだから、勝手に育てろと、養育費も全く払われず、アニコがオーソリャを育ててきた。
ダイアナの「アニコを強い女性へ」教育が始まった。
内容:
1.女性は女性であるべし!
髪をとかし、髪飾りをつけ、化粧をさせ、ダイアナのお古のスカート、ヒール、イアリングにアクセサリーもつける。
2. 女性は(男性も)料理ができなくては!
ダイアナが週3回、料理を徹底的に教え込む。(ついでに、飲む事も教える。)味オンチには、塩の使い方でさえ教えるのが難しい。。。と文句を言いながら。
3. 子育ては二人でするもの。生活費、学費だって旦那も出して当然!
そうよ!と思ったアニコがオーソリャの2学期目の学費の請求書を、「あなたの番です。口座番号はこれ!」というメモと一緒にトーマスに送りつけさせた。
4.子供にはお父さんも必要!でも、子供が会いに行けないのだから、お父さんが会いに来るべし!
全くそのとおり、と、「あなたの子供でしょ。会いに来なさい。」とアニコがトーマスにメールを送る。
1月の末に到着したアニコ、3月にはスカートもはき、口紅も塗られ、6月には養育費+教育費がトーマスからアニコに振り込まれるようになった。9月には海苔巻きまで作れるようになり、11月には飲みながら旦那の小言を涙流さず言える様になった。
そして12月。。。トーマスがオーソリャとアニコに会いに、ゴールドコーストにやって来た。
帰国を前に二人では5年ぶり、家族3人では初めての旅行が始まった。キャンピングカーで1ヶ月間、オーストラリア1/4周の旅、家族のために何もした事無かったトーマスが企画したもの。旅立って数週間後、トーマスからダイアナにメールが届いた。
親愛なるダイ、
家族全員での初めての旅に出て2週間が経とうとしています。アニコが英語で!というものだから、英語で2週間生活をしています。
アニコから、アニコがどれだけあなたにお世話になったかを聞きました。彼女は女性として、母として、たくましく、また美しく魅力的になりました。僕にあれをしろ、これをしろ、と笑えるくらい指図もするようになりました。もっと可笑しいのはそれを、はいはい、と聞いて言う通りにしてしまう僕がいる事です。
オーソリャはとても可愛く、アニコよりも僕よりも流暢な英語で僕たちを笑わせてくれます。初めて父親である喜びを感じ、この子の為に生きていこうと思えます。
今はあの時反対を押し切ってもオーソリャを生んでくれたアニコに感謝しています。
ダイアナ、人というのは変われるものですね。アニコが変わったように、僕も父として、アニコの一生の友人として、変わっていこうと思っています。また新しいスタートです。心からありがとう。
アニコとトーマスはブタペストに戻り、夫婦には戻らなかったけど、友人として今も二人で子育てをしっかりシェアしている。もしかしたら、いつか、3人でゴールドコーストマラソンのスタートラインに立つのではないかな、とダイアナと一緒にその日が来る事を期待している。
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